“AMIS” 2017
“背景としての「手すりユニット」”
AMISシリーズの新しい「手すりユニット」は、住空間の”背景”のような存在であることを目指した。そのために、ユニットの構成要素である「手すり」・「支柱」・「パネル」の3つを、接続部などの余分なノイズを消して、可能な限り自然に結びつけることを考えた。そうすることで、ユニット全体が部分ではなくひとつの”まとまり=背景”として立ち上がってくる。また、身体に触れる「手すり」の箇所は、そうした”まとまり”の一部でありながら、自然素材を使った握りやすい形式になっている。
ユーザーの安全性と身体性をサポートしながら、自然な表情を合わせもつ新しい「手すりユニット」は、住宅設備品から抜け出し、機能的でシンプルな家具のような佇まいをもたらす。
manufacturer : SankyoArumi
design period : 2017
leading material : wood, Aluminium
photo : Masaki Ogawa